なぜ人間は人生の3分の1も眠っているのでしょうか?
それは、人の生命と健康は眠りによって保たれるから。
こんにちは、寝るの大好きゆる課長です
この記事のテーマは「睡眠」
「ベッドに入っても、なかなか寝付けない」
「寝ても寝ても疲れが取れなくて、体が重い」
「朝起きてもスッキリしないし、頭が働かない」
あなたもこんな悩みを抱えていませんか?
この数年つねにそんな感じです…
ドラクエみたいに一晩で全回複したらいいのに…
仕事の負担が増え、家庭、子育て、介護、これらの両立が必要になることも多い40代。
睡眠の悩みを抱えている人は本当に多いです。
チームマネジメントにおいても、自分やメンバーが睡眠不調だと、職場の雰囲気にも悪影響があります。
科学的にも以下の傾向が強まることが分かっています。
引用:角谷リョウ著『働くあなたの快眠地図』p.33-34
- 睡眠不調な人に対して、周りのメンバーの関わりたい度合いが急激に低下する
- 睡眠不調な人は、周りのメンバーを信頼できなくなる傾向が強まる
- 睡眠不調な人がいると、そのチームのエンゲージメントが低下する
良い睡眠をとれているかどうかが、自分や部下の健康状態はもちろん、チームの生産性やメンバー同士の信頼関係にも大きく影響します。
アラフォーで課長職、小さな子供もいる私も、まったく同じ悩みを抱えていました。
そこで、睡眠に関する本を5冊ほど読み込んで実践し、「理想的な睡眠」の要点をぎゅっとまとめたのがこの記事です。
およそ1400ページの知識をこの1記事に集約しました
気合を入れて書いたので、読むのに少し時間がかかるかもしれませんが、きっとあなたの睡眠改善にも役立ってくれるはずです。
では、いってみましょう!
日本人は睡眠負債を抱えている人だらけ
「睡眠負債」という言葉を聞いたことありますか?
日本人はこの「睡眠負債」を抱える「睡眠不足症候群」の人が多いことが判っています。
日本人のなかでも特に30~50代は睡眠時間が少ない傾向にあります。
まず、量の不足が顕著ですね
また、睡眠の質においても約7割の人が問題を抱えています。
睡眠の量と質の不足は、私たちの身体にたまっていく眠りの借金=睡眠負債になっていきます。
借金には利子が付きますので、放っておけばどんどん膨らみ、首も回らなくなります。
さらに、睡眠負債は週末の寝だめで一気に解消しようとしても逆効果。
日々の睡眠で元金を返していかなければ、どんどん負債は膨らんでいくことになります。
睡眠負債が引き起こす弊害
実際に睡眠負債が溜まっていくと様々な弊害がおこります。
研究の結果からは次のようなことが明らかになっています。
- 理解力や判断力が低下する
- マイクロスリープ(瞬間的居眠り)が発生する
- 寿命が短くなる
- 肥満や糖尿病、高血圧などの生活習慣病になりやすくなる
- 認知症になりやすくなる
- 精神状態が不安定になり、人間関係にも悪影響がある
あなたも日常の中で実感することありませんか?
なぜ、このような弊害が起こるかというと、睡眠には以下のような働きがあるからです。
- 脳と体に休息を与えリカバリーさせる
- 記憶を整理して定着させる
- ホルモンバランスを調整する
- 免疫力を上げて病気を遠ざける
- 脳の老廃物をとる
睡眠以上に脳や体を回復させる方法はありません。
良質な睡眠をとらなければ、早い段階で脳や体にガタがくることは明らかです。
燃え尽きてガタガタの老後は迎えたくないですよね
睡眠負債は仕事にも悪影響しかない
睡眠負債を抱えている社員は「生産性が下がり、モチベーションが下がり、創造性が下がり、幸福度が下がり、怠惰になり、倫理観まで下がる」ことが分かっています。
具体的には、
引用:マシュー・ウォーカー著『睡眠こそ最高の解決策である』~睡眠不足はなぜ損失を与えるのか~より
- 単純なタスクばかり選びがちで、頭を使う作業を敬遠する
- 自分が簡単な仕事を選んでいることも、仕事の効率が落ちていることも自覚していない
- 感情を抑えることができず、間違った判断を下しやすい
- 自分のミスを他人のせいにしたり、他人の手柄を横取りする傾向が強くなる
- 睡眠の質が悪いリーダーは部下に当たることが多くなる
- リーダーの睡眠不足はメンバーの生産性やモチベーションにも悪影響を及ぼす
- 睡眠不足のメンバーは、たとえボスが睡眠十分でカリスマ性とリーダーシップを発揮していたとしても「仕事のできないボス」だという評価を下す。
弊害でまくりですね
睡眠不足で生産性が落ちる→長時間働くことになる→残業が増える→寝るのも遅くなる→始業時間は変わらない→睡眠不足で生産性が落ちる
睡眠不足の悪循環は日本のいたるところで起こっている気がします
私たち40代のビジネスパーソンは多くのタスクを抱えて大変な状況ですが、この問題を放っておくわけにはいきません。
身体という資本をベースに、人生において成果を上げていくためには戦略的に睡眠を改善させていくことが重要です。
しかも、ぶっちゃけ寝るだけなので誰にでもできます
あなたの睡眠タイプを診断してみよう
私たちの睡眠タイプは遺伝子で決まっていると言われています。
まずは自分のタイプを把握して、睡眠改善の戦略を立てていくことが大切です。
いくつかの診断テストを用意しましたので、現状を分析してみましょう。
はじめに「スリープスコア」で現在の睡眠状態をチェック。
こちらはメンタリストDaiGoさん著『賢者の睡眠』からの引用になります。
27点以上:非常に睡眠状態がいい。結果に安心せず、いまの睡眠状態をキープするように心がけてください。
18~26点:普通、中程度。油断は禁物、18点に近い人は要注意です。
17点以下:非常に睡眠状態が良くない。要警戒、すぐにでも睡眠習慣を見直す必要があります。
次に「クロノタイプ診断」と「朝型夜型診断紙」であなたの本来の睡眠タイプを診断してみましょう。
クロノタイプ診断
https://questi.jp/diagnoses/commons/chronotype
朝型夜型診断紙
https://www.sleepmed.jp/q/meq/meq_form.php
私はスリープスコア25点で中程度
クロノタイプはクマ型
朝型夜型診断は60点の朝型でした
戦略的睡眠改善のすすめ
では、戦略的に睡眠を改善していくために抑えるべきポイントを見ていきましょう。
- 理想的な睡眠時間は「人それぞれ」だが、7.5時間を目安に
- 入眠前はスマホを遠ざけて体のメンテナンス
- 入浴で深部体温に落差をつける
- 寝る時は空っぽの胃袋で
- 日の出に合わせて起きる
- カフェインの活用も戦略的に
- 30代以降は睡眠環境へ投資するべし
それぞれを詳しく見ていきます。
戦略的睡眠改善のポイント①睡眠時間は7.5時間を目安に
最適な睡眠時間は、生まれ持った遺伝子である程度決まっています。
厚生労働省が推奨する睡眠時間も「人それぞれ」としています。
例えば、テニスのロジャー・フェデラーは約12時間、陸上のウサイン・ボルトは約10時間。
ナポレオンは約3時間、ガリレオは約4時間だったとも言われています。
ただし、ロングスリーパーとショートスリーパータイプの人は全体の2割程度。
世の中の8割の人たちは、睡眠時間が6~9時間で元気になるバリアブルスリーパーと言われています。
睡眠の1サイクルがおよそ90分ですので、90分×5セットの7.5時間を一つの目安にすると良いでしょう。
年齢を重ねると最適な睡眠時間は減り、段々と朝型になるようです
さらに、睡眠時間の中でも、睡眠全体の質を決めるのは寝落ち後の最初の90分と言われています。
7.5時間の睡眠時間を確保しつつ、最初の90分に深い睡眠をしっかりとることをまずは心掛けましょう。
睡眠時間が十分にとれない人は「最初の90分の質向上」を目指しましょう
戦略的睡眠改善のポイント②入眠前はデジタルデトックスと体のメンテナンス
睡眠の質を下げるものの代表はスマートフォン。
スマホやPC、タブレットによるブルーライトは、眠りを促すホルモン「メラトニン」の分泌を抑えてしまいます。
寝る直前まで見ちゃってます…
無理もありません、相手は私たちの一分一秒を奪うべく、世界中の天才たちが巨額の費用をかけて開発している訳ですからね
意思の力だけで対抗するのはほぼ不可能なので、スマホ自体の機能を活用しましょう。
- スクリーンタイムで時間制限をかける
- 機内モードなどで通知を切る
- 視界に入らない場所でスマホを充電する
スクリーンタイムで時間制限をかける方法
iOS:設定 → スクリーンタイム → 休止時間 → スケジュールをオン → 曜日と時間帯を決める。
Android:設定 → Digital Wellbeingと保護者による使用制限 → Digital Wellbeingツールの「データを表示」→ おやすみ時間モード → グレースケールをONにして曜日と時間帯を決める。
寝る前には温かい飲み物で深部体温を上げると眠りに入りやすくなります。
カモミール、ラベンダーやローズなどのハーブティーは、ノンカフェインでリラックス効果があります。
また、軽いストレッチで体をほぐすと睡眠の質が高まります。
私が毎晩やっているのは軽めのヨガやストレッチポール。
夜9時以降は一日頑張った脳と体のメンテナンス時間に
戦略的睡眠改善のポイント③入浴は就寝の1時間半前に
体の深部体温が下がり、皮膚温度が高くなったときが眠りに入るサインです。
さらに、入浴により深部体温を上げることで、体温の変化に落差を付けることができます。
これが「ぐっすり」眠るための秘訣。
就寝の1時間半ほど前に入浴を済ませるのがベストなタイミングです。
お湯の温度は40~41℃で20~30分の入浴がおすすめ。
42℃以上だと交感神経にスイッチが入りやすく、目が冴えてしまいます。
寝る間際に入る場合はシャワーで済ませましょう
戦略的睡眠改善のポイント④夕食は就寝の3時間前までに
夕食は就寝の3時間前には食べ終えておきましょう。
「寝ている間に胃の中に食べ物が残っていない状態」が理想です。
胃の中は、食べ物を消化して腸に送り込むのときに、筋トレレベルで激しく動いています。
お腹の中がそんな状態では睡眠へも悪影響です。
夕食の辛い食べ物や温かい鍋料理は、深部体温を上げることができます。
入浴と同じく、深部体温の上げ下げ効果によって寝つきが良くなります。
同じ理由で、ランチに辛い物を食べると午後眠くなります。
ビジネスパーソンは「平日ランチに辛い食べ物はNG」ですよ。
戦略的睡眠改善のポイント⑤起床は日の出とともに
朝は日の出の時間に合わせて起きるのがおすすめ。
なぜなら「それが人体のメカニズムであり自然のリズム」だからです。
最近の朝活ブームにより「毎日4時起き」という人もチラホラいますが、極端な早起きは一日のエネルギー消耗が激しくなり、怒りや苛立ちといったネガティブ感情が生まれやすくなります。
クロノタイプで朝に強いライオン型やイルカ型であっても、極端な早起きは避けた方が無難です。
自分の体質に合っているかが大切です
毎朝決めた時間に起きることが重要です。
夜更かしして寝るのが少し遅くなっても、同じ時間に起きること。
日中の眠気は昼寝で補うようにしましょう。
目覚めの良さは光と体温で決まる
良い目覚めのポイントは「光と体温」です。
まずは、朝の光をたっぷり浴びて体内時計をリセットしましょう。
これは夜の睡眠を促すメラトニンの分泌にも関係するのでマストな行動です。
雨の日でも5000ルクスぐらいの明るさがあるので、体内時計のリセットには十分な光です。
カーテンを開けておくと自然と朝日が入ってきます。
カーテンを閉めて眠る場合は光目覚まし時計を活用すると良いですよ。
寝ている間に下がった体温は、睡眠サイクルの第四周期ごろから自然に上昇してきます。
しかし、暑すぎる夏は目覚めが早すぎたり、寒い冬場は目覚めるのが辛かったりします。
エアコンのタイマーで室温調整して睡眠をサポートしましょう。
夏は高めの温度設定(28℃程度)で朝まで付けっぱなしにするか、就寝時にしっかり冷やして3時間程度でオフ。
冬は起床時間の1時間ほど前に暖房をオン。
起床後には、白湯を飲むと胃腸が動き出して体温が上昇しますので、寒い冬には特におすすめです。
「目覚めたので起きる」ではなく、「起きてから目覚めていく」に行動を変えましょう
戦略的睡眠改善のポイント⑥効果的なモーニングルーティン
朝は一日の中で最もストレス耐性が高まっている時間帯です。
つまり、最も重要なことや困難な仕事をするのに適しています。
軽く体を動かしたら、自分にとって最も重要なことに取り掛かりましょう。
朝の15分程度の有酸素運動は、脳を活性化させて、集中力や認知能力などを高める効果があり、その効果は8時間ほど続きます。
- 決めた時間に起床
- カーテンを開けてベッドメイキング
- 白湯を飲みながら、心が喜ぶことをする(趣味など)
- ラジオ体操で準備体操
- 15分程度のウォーキング または ジョギング
- 最も重要なことに取り掛かる
戦略的睡眠改善のポイント⑦カフェインを戦略的に活用する
朝といえばコーヒーのイメージがありますが、起きてすぐのコーヒーはNG。
寝起きのコーヒーはコルチゾールを分泌する能力を低下させてしまいます。
目覚めのホルモンであるコルチゾールが自然に分泌されて、低下していくタイミングで摂取しましょう。
朝のコーヒーは目覚めて1時間半以上たってから
仕事始めに飲むがGood
午後は2~4時の覚醒が低下する時間帯に飲みましょう。
逆に睡眠の質を下げる夕方以降のカフェインは避けるように。
適量のコーヒーは死亡リスクを下げる効果もあります。
飲む量は1日4杯以下が良さそうです
戦略的睡眠改善のポイント⑧昼寝(ナップ)
昼は早めにランチを済ませて20分程度の昼寝(ナップ)がおすすめ。
10~20分程度の昼寝で脳の疲れや認知機能が改善され、30分以内だと体内の炎症が改善すると言われています。
午前中にハードに体を動かした場合は30分ほど昼寝すると良いですね。
ただし、30分を超える昼寝は止めましょう。
深い眠りに移行してしまうので、夜の入眠に影響します。
カフェインの効果を利用したカフェインナップも有効です。
食後にコーヒーや緑茶を飲んで昼寝すると、ちょうどカフェインの効果が出る20分後ぐらいに起きれます。
これで午後のスタートダッシュはバッチリです。
課長は毎日昼寝してますよね
寝れない場合は目をつぶっているだけでも効果がありますよ
戦略的睡眠改善のポイント⑨酒は飲んでも飲まれるな
適量を超えた飲酒は、レム睡眠を阻害し、深いノンレム睡眠も出現しなくなるため睡眠の質を下げます。
大量の水分を取り、利尿作用も高まるため、夜中のトイレで目が覚めることになります。
二日酔いだと、翌日のパフォーマンスも最悪です…
自分の適量を把握するべし
厚生労働省が推進する国民健康づくり運動「健康日本21」によると、「節度ある適度な飲酒量」は、1日平均純アルコールで約20g程度。
女性は男性の1/2~2/3程度が適当です。
- 寝る2~3時間前までに飲み終える
- お酒と同量以上の水をチェイサーとして飲む
- スポーツ飲料などのイオン飲料を飲む
お酒大好きゆる課長の切り札はキュービーの「よいときOne」
戦略的睡眠改善のポイント⑩睡眠環境を整える
寝室の温度
理想的な寝室の温度は18℃前後と言われています。
それってちょっと寒すぎるような
ここは個人差が大きいのでお好みで
雑かよ
男性と女性では、最適と感じる温度は平均3℃違うようです。
男性の方が低い傾向がありますので、パートナーと寝室をともにする場合は工夫が必要です。
エアコンや扇風機、寝間着などで調整しましょう
寝室の湿度
寝室の理想的な湿度は50%前後です。
夏場に60%を超えるようならエアコンの活用、冬場に40%を下回るなら加湿器の活用を検討しましょう。
湿度計を寝室に置いておくと良いですよ
寝室の音
人間には「子どもを守る」「外敵に備える」など危険を察知する本能があります。
音に敏感な人は、(生活状況が許せば)耳栓で音を遮断したり、ホワイトノイズで周囲の音を上書きすると睡眠の質が向上します。
子どもが小さいうちは常に睡眠不足だったわ
ほんと大変ですよね
パートナーと協力して短時間でも深く眠ることが大事です
寝室の香り
五感の中で唯一、脳の中枢部位に直結している嗅覚は他の感覚刺激よりも速くて強い特徴があります。
寝る前にリラックス効果のあるラベンダーの香りで寝室を満たしておくと睡眠の質が高まります。
アロマディフューザーとか使えば良いかな
寝具にはこだわるべきか?
結論からいうと、20代までは寝具にこだわる必要はありません。
睡眠学の権威ウィリアム・デメント博士による研究によると、「床で寝ても高級マットレスで寝ても睡眠の質は変わらなかった」という結果が出ています。
ただし、この実験の被験者は全て20代の男性だったのです。
この研究結果を聞いて試した多くの人々は「マットレスで寝た方が良い」と報告しています。
また、アスリートによるマットレスの実験では、確実に睡眠の質が違うことが明らかにされています。
30代以上のビジネスパーソンは寝具への投資を始めると良いですよ。
ゆる課長おすすめの寝具は別記事で紹介します
【具体例】理想的な睡眠スケジュール
理想的な睡眠の具体的なタイムスケジュールはこのような感じになります。
6:30に起床する場合のスケジュールです。
- 消化に時間がかかる重めの料理は少なめに
- 深部体温を上げる辛い料理もおすすめ
- 飲酒は適量を
- 40~41℃のお風呂で体を温める
- 入浴時間が遅いときはシャワーで済ます
- スマートフォンなどデジタルデバイスはオフ
- ストレッチで体をメンテナンス
- ハーブティーでリラックス
- 寝室にアロマの香りを漂わせる
- 睡眠時間は7.5時間
- 寝室は温度18℃、湿度50%を目安に設定
- 夏場の冷房は3時間程度でオフに
- 冬場の暖房は起きる1時間前にオン
- 太陽の光か、光目覚まし時計で起きる
- アラームを使うならアップテンポな音楽を
- 白湯で体温を上げていく
よっし、じゃ早速今夜からやってみようかな
ちょっと待ってください!
いきなり2~3時間早寝をしようと思ってもなかなか寝付けません
まずは、いつもより30分ほど時間をずらす→1週間ほど続ける→さらに30分ほど時間をずらす、を繰り返しすと良いですよ
曜日によって睡眠時間を変化させる
基本的には「毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる」のが理想です。
ただ、そうは言っても生活していれば波もありますよね。
一週間の中では、以下のポイントを抑えておくと良いですよ。
月曜日の朝のスタートダッシュ
月曜朝のスタートダッシュにつまづくと、パフォーマンスの低空飛行は3~4日続きます。
日曜日の夜にぐっすり寝て、月曜日の朝はパキッと時間通りに起きましょう。
水曜日の夜のケア
一週間の中で最も疲れがたまりやすいのは木曜日です。
木曜日に備えて、水曜日の夜は意識的なケアと十分な睡眠をとりましょう。
週末の夜を楽しむ
「たまには夜更かししたいな」という場合もありますよね。
夜更かしは、金曜日か土曜日の夜に楽しみましょう。
ただし、日曜日の朝は月曜日と同じ時間に起きること。
どんなに眠くても起きる!
でも、車での外出は控えましょう
そうすると、日曜日の夜早めの時間に猛烈な眠気が襲ってきます。
そのタイミングでしっかり寝て、月曜日のスタートダッシュに繋げましょう。
季節によって睡眠時間を変化させる
夏は早起きが比較的楽で、冬は辛いものです。
実際に平均睡眠時間は冬の方が30分ほど長くなる調査結果もあります。
一年を通して決まった時間に寝起きするのも一つですが、もし時間に融通が利くのであれば、季節と共に睡眠時間も変化させてみると良いです。
日の出の時間は季節により2時間以上も異なりますので、以下のサイトで確認してみましょう。
私の睡眠時間は夏は6.5時間、冬は7.5時間ぐらいです
睡眠環境へ投資しよう
ここまで理想的な睡眠プロセスについて説明してきました。
睡眠の質を戦略的に改善していくためには、「正しい睡眠プロセス」と「良い睡眠環境」が重要です。
環境を整えるための睡眠グッズは別の記事で紹介します
睡眠環境への投資は、小さな力で大きな変化を生むレバレッジポイントになります。
しかも長期に渡って効果がありますので、早ければ早いほど良いです。
戦略的睡眠改善のまとめ
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
以下まとめです。
- 理想的な睡眠時間は「人それぞれ」だが、7.5時間を目安に
- 入眠前はスマホを遠ざけて体のメンテナンス
- 入浴で深部体温に落差をつける
- 寝る時は空っぽの胃袋で
- 日の出に合わせて起きる
- カフェインの活用も戦略的に
- 30代以降は睡眠環境へ投資するべし
いい仕事は良いコンディションから。
良いコンディションは良い睡眠から。
この記事があなたの睡眠改善に役立ったら幸いです
記事を書く上で参考にした本はこちらです。
要点はこの記事にまとめましたが、エビデンス含めて詳しく読んでみたい方はぜひ。
西野精治著『スタンフォード式 最高の睡眠』
角谷リョウ著『働くあなたの快眠地図』
メンタリストDaiGo著『賢者の睡眠』
マシュー・ウォーカー著『睡眠こそ最強の解決策である』
Newton別冊『睡眠の教科書』